目標75
セクターの定義
対象75部門
SFP 「ターゲット75」イニシアチブは、以下の13の主要水産物セクターに焦点を当てています。この取り組みは、これらのセクターにおける水産物(数量ベース)の75%が、持続可能な調達源であるか、または定期的かつ検証可能な改善を進めていることを保証することを目的としています。T75対象セクターは、北米と欧州で消費される主要な水産物の大半を網羅し、日本における消費量のかなりの部分をカバーしています。
以下の定義は、各セクターの範囲を含み、そのセクターに属する種の市場と生物学的類似性の組み合わせに基づ くものである。それぞれの市場の特性から、より狭く定義しやすいセクター(例:イカ、寒流カニ)もあれば、非常に複雑なセクター(例:水産食材)もあります。2021年には、いくつかのセクターを修正し、その結果、範囲が拡大または縮小されました。
定義には、SFP SFPサプライチェーン・ラウンドテーブル(SR)へのリンクも含まれる。SRは特定の水産分野における主要な買い手や輸入業者を集め、競争前の段階で協働し、個々の取り組みを拡大してグローバルな影響力と政策への影響力を高めることを目的としている。
コールドウォータークラブ
この部門は、寒流域・海域のすべてのカニと、熱帯・温帯域の深海性カニで構成される。生産はすべて天然漁業からである。冷水域のカニはほとんどが冷凍で取引される。北米(米国)とアジアが最も重要な最終市場であり、ロシアとカナダがこの商品の主な輸出国である。
養殖白身魚(ティラピア/パンガシウス)
更新された養殖白身魚(ティラピア/パンガシウス)部門には、すべての種のティラピア(すなわち, Oreochromisspp.と ティラピア spp.)とパンガシウス(Pangasiusspp.)の養殖生産のみから。生産量の4分の3近くはアジアからのもので、大部分はアメリカやヨーロッパの市場に輸出されている。
大型遠洋魚類
この分野では、マヒマヒ(Coryphaena hippurus一般にマヒ、ドルフィンフィッシュ、ペリコ、ドラドと呼ばれる)とメカジキ(Xiphias gladius).両種とも主に生鮮・冷蔵または冷凍で取引される。米国が主要な市場であり、ヨーロッパ諸国もメカジキの主要な輸入国である。 このセクターは2018年にT75イニシアティブに含まれましたが、他のセクターは2017年に含まれました。メカジキは2021年に同セクターに含まれた。
関連SR:Global Mahi
ラージシュリンプ
この部門は、体長1ポンドあたり100尾を超える大型エビの基準を満たすすべてのエビ・クルマエビで構成される。主に養殖エビと天然の温水性エビで構成されるが、小型の冷水性エビよりも大型の温水性エビに近い使われ方をするアルゼンチンレッドエビやスポットエビなど、大型の冷水性エビも含まれる。大型エビの主要生産国はアジア(中国、インドネシア、インド、ベトナム、タイなど)で、そのほとんどが養殖である。輸出される大型エビのほとんどは、米国、アジア(中国、日本)、南ヨーロッパ(スペイン、フランス、イタリア)の市場に流れ込む。
関連するSRアジア産養殖エビ、メキシコ産エビ、米国メキシコ湾産エビ
オクトパス
タコ部門は、すべての種類のタコ(タコ科、ヤリイカ科)で構成されている。タコは主に生鮮・冷蔵・冷凍で取引され、調理・保存されたものは少量しか取引されていない。タコの最も重要な最終市場は、欧州連合と米国である。アジアは小型の(「ベビー」)タコの重要な市場である。
関連SR:グローバルオクトパス
サーモン
この部門には、生鮮または冷凍(養殖アトランティックサーモンが主流だが、野生および養殖パシフィックサーモンも含む)、あるいは保存可能な形態で販売されるすべてのサケが含まれる。また、市場でサケの代替となりうるサケに似た種(例:トラウト、イワナ)の一部と供給源も含まれる。ノルウェー、チリ(主に養殖サケ)、ロシア、米国(主に天然太平洋サケ)がサケのトップ生産国で、総生産量の80%以上を占めている。サケの最も重要な最終市場は、米国、欧州連合、日本である。
スモールシュリンプ
この部門は、小エビとみなされる基準を満たしたすべてのエビ/クルマエビで構成されています。この部門は主に、「サラダ」または「ポップコーン」エビと呼ばれる、天然の冷水性エビで構成されています。この部門には、シーボブなどの小型の温水性エビや、市場での利用方法が温水性エビよりも冷水性エビに近いため、さらに少数の小型エビ種も含まれます。小型エビの生産量の4分の3以上は4カ国からのものである。生産国の4分の3以上はノルウェー、チリ、ロシア連邦、米国の4カ国である。小エビのほとんどは日本およびヨーロッパ市場に輸出されている。
スナッパーとハタ
この部門は、すべての野生および養殖のマダイ(Lutjanidae科)とハタ(Serranidae科)、および類似のサンゴ礁魚で構成されています。ほとんどのマダイとハタの種は、沿岸の底生魚で、一般的に硬い底の生息地(岩場や岩礁地帯)に生息しています。マダイとハタは共に、アメリカ、ヨーロッパ、そしてアジアの一部の市場にとって非常に価値の高い魚である。これらの種は通常、生きたまま、新鮮なまま(または冷蔵)、または冷凍で取引される。
関連するSRインドネシア産スナッパー&ハタ、メキシコ産スナッパー&ハタ
イカ
この部門は、すべてのイカ類(科:Gonatidae, Loliginidae, Ommastrephidae, Onychoteuthidae)で構成されています。イカは主に生鮮・冷蔵または冷凍で取引され、南ヨーロッパ(スペイン、イタリア、ポルトガル、フランス)、日本、中国が最も重要な最終市場となっている。また、少量のイカは乾燥、調理、保存され、主に日本、米国、英国、ドイツ向けに取引されている。
関連SR:グローバルイカ
スイミングクラブ
この部門は、ワタリガニ(Portunus pelagicus) と、市場でワタリガニの代替となりうるカニ種、すなわち、ワタリガニ (Callinectes sapidus)中米のスイミングクラブ種 (Callinectes spp.)、紅斑ガニ(Portunus sanguiolentus)、ベニズワイガニ(Portunus haanii).スイミングクラブは通常、乾燥、調理、保存されて取引され、中国、米国、韓国、日本が最も重要な最終市場である。
関連SR:東南アジア産ブルースイミングクラブ
マグロ
このセクターは、すべての漁業におけるビンナガ、メバチ、カツオ、キハダマグロで構成される。 なお、本区分には3種のクロマグロおよび沿岸性マグロは含まれない。SFP 、これらの漁業改善に向けた介入には異なるアプローチが必要であるとSFP 。専門市場における取引量が少なく、対象外となる可能性があるためである。マグロは主に日本、スペイン、イタリア、米国向けの生鮮・冷凍市場、ならびに北米・欧州の常温保存市場向けに流通する。
関連SR:世界的なマグロ延縄漁業
ワイルドクラシックホワイトフィッシュ
天然(「古典的」)白身魚セクターは、スケトウダラ、タラ、ハドック、その他の海洋性地魚など、すべて天然で捕獲される種で構成されています。種群に関しては、FAO ISSCAAP グループ32(Cods, Hakes, Haddocks)の全種が含まれるが、以下の例外がある。 シロギス(Micromesistius poutassou(ブルーホワイティング),Merlangius merlangus(ホワイティング)。 トリスプテルス spp. (Norway pout, pouting, poor cod)、さらに FS ではホワイトフィッシュに分類されるが ISSCAAP 32 では分類されない種(すなわち、Sablefish, Patagonian toothfish, Antarctic toothfish, New Zealand blue cod, and American yellow perch)である。天然白身魚の生産量の3分の2以上は、ロシア、アメリカ、ノルウェーの3カ国からで、大部分はアメリカやヨーロッパの市場に輸出されています。
関連SR:グローバルホワイトフィッシュ
海洋成分
この分野の範囲は2021年に拡大されました。これは、SFP水産原料を供給する削減漁業に関する取り組みを3つの地域別SRから1つのグローバルSRへ拡大する方針に沿うとともに、魚粉・魚油以外のユーザー(ペットフード、すり身、栄養補助食品など)も対象に含めるためです。 大まかに、このセクターは3つのサブセクターを含み、これらは前述の海洋原料の構成要素をカバーしている:
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古典的な削減更新された「古典的還元」サブセクターの定義(図の青いボックス参照)は、主に養殖飼料(主にサケ飼料)メーカーに最も関連性のある大西洋と東太平洋の全魚種を原料とする漁業の合意リストに基づくものである。中南米のアンチョビやイワシ、米国のメンヘラ、欧州のスプラット、シロギスなどの魚種が含まれる。生産量(FAO報告漁獲量)において、これらの種/ソースは2019年におよそ1100万トンを占めています。
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アジアの還元と水産原料。このサブセクターは、主に多種類のトロール漁業や小型底引き網漁業によって捕獲され、少なくともある程度まで還元や水産原料として使用される可能性のある種群からのすべての生産物を含む。この目的のために直接使用される生産に関する最新で信頼できる推定値がないため、このサブセクタにはアジア 14 カ国(バングラデシュ、中国、インド、インドネシア、日本、マレーシア、モルディブ、ミャンマー、フィリピン、韓国、スリランカ、タイ、 東ティモール、ベトナム)からの生産が含まれている。と、既存のISSCAP(FAO国際標準水生動植物統計分類)5種グループ(ニシン、イワシ、カタクチイワシ、特定されていない海洋魚、雑多な沿岸魚、雑多な底生魚、雑多な遠洋魚)であり、他のT75セクターで既にカバーされていないもの。
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その他 このサブセクターは、上記の5つのISSCAAPグループからの生産で、アジアまたは古典的な削減サブセクター、あるいは他のT75セクターで既にカバーされていないものを含む。アジアと世界では、缶詰に使われる多くの魚種(例えば、ニシン、サバ)は、現在のSRではカバーされていないが、拡張された水産食材セクターの下にうまく適合している。例えば、北大西洋遠洋漁業アドボカシーグループは、ニシンやサバ(食用)、ブルーホワイティング(水産原料)漁業における共通の問題に取り組む小売業者、飼料会社、その他を結集しています。このアプローチにより、アジアの新しい漁業関係者にアプローチできるだけでなく、同じ漁業からの魚が関わっている可能性が高い養殖、すり身、缶詰に関わる大企業に強力な主張を提供することができるのです。
関連SR:Global Marine Ingredients
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