持続可能な漁業パートナーシップ(SFP)が発表した最新の漁業セクターレポートによると、世界の縮小漁業の約41%が持続可能または改善中と分類され、世界の漁業セクターがさらに改善する鍵は主に東南アジアにあることが明らかになりました。

本報告書は、昨年発足したSFPの「ターゲット75イニシアチブ」に焦点を当てた最新のセクターレポートであり、2020年末までに世界の水産物の75%の生産者が持続可能な操業を行うか、持続可能な生産に向けて改善していくという目標を掲げています。

現在、持続可能な漁業や改善中の漁業の多くは、大西洋と太平洋の縮小漁業のサブセクターにあり、世界的なセクターの改善作業は、他の地域にもっと焦点を当てるべきであることを意味します。

「目標75(漁業部門全体)は、アジアの削減漁業における改善努力の拡大によってのみ達成できるものの、T75へのギャップを埋める道筋はまだ明確ではありません。より漁獲量の多い多品種トロール漁業や小型遠洋漁業を調査し、この部門の改善に貢献する可能性が最も高い候補を特定しなければならない」と、報告書の著者は記しています。

「南米と北大西洋の削減漁業は着実に進歩していますが、アジアの魚粉漁業で改善を達成することは本当に難しく、そこに努力を集中する必要があります」と、SFPの戦略ディレクター、Blake Lee-Harwoodは述べています。「種混合トロール漁業の持続可能性を向上させることは容易ではありませんが、それは踏み出さなければならない道なのです」と述べています。 

グローバルなセクターでより大きなポジティブな変化を促進し、効果を上げるために、SFPは、ヨーロッパの持続可能な魚粉、中南米の削減漁業、東南アジアの削減漁業のSRのようなサプライチェーンの円卓会議(SR)の使用を強く推奨します。これらは、セクターの複数のFIPを組織化し、それによって、持続的水産生産の改善に必要な作業を合理化するために活動しています。

連絡先 コミュニケーション・ディレクターショーン・マーフィー

T75セクターレポート リダクションフィズリー2017

SFPのターゲット75ページ