2017年、IFFO(The Marine Ingredients Organization)とGAA(The Global Aquaculture Alliance)は、東南アジアの漁業と魚粉生産との関連性に関する調査を委託しました。Fish Matter Pty.Ltd.のDuncan Leadbitterが提供したプロジェクトの最終報告書は、最近発行されました。その主な発見と提言は、養殖サプライチェーンの持続可能性を管理する上で、正確で包括的な最新情報の必要性が最も重要であることを強調している。また、ポジティブな影響による変化をもたらすためには、協力という概念に基づいた統合的なアプローチが鍵になると結論づけている。

新しいデータあり

調査の主な成果と提言の発表に続き、IFFOとGAAは本日、東南アジアの漁業に関する報告書の全文を公開します。この文書には、これまで入手できなかったデータの要約が含まれており、知識の拡大と共有に寄与するものです。この完全版レポートは、アジアの削減漁業に関する章を含むSFPの報告書の出版にすぐ続いて発表されました。また、SFPは、アジアの漁業管理における現在の課題を、同地域における養殖業の成長という背景の中で解決することの重要性を強調しています。

SFPの序文:NGOと産学のコラボレーションのシンボル

SFPは、漁業改善プロジェクト(FIP)を最初に導入したNGOの1つです。FIPは、利害関係者、特に産業界、各国政府、国際機関が、合意した目標に対して健全な漁業管理の原則を適用する行動計画を、定められた期間内に策定するアプローチです。

そのため、SFPはIFFOとGAAとともに、すべての関係者に行動を起こすよう促し、この報告書の序文を書きました。

SFPのCEOであるJim Cannonは、「この報告書は、適切な科学と監視があれば、これらの漁業は非常に効率的になり得ることを強調している」と述べています。報告書の最後にある提言は、改善を支援し、知らせるための多くの経路を概説しており、前向きな変化をもたらすために業界がどのように協力できるかを強調しています。これまでの業界の取り組みにより、ベトナムとタイでは、漁船団の大規模な過剰生産能力を削減するための政府の正式な行動が確保され、数十年にわたる乱獲を逆転させるために不可欠な一歩となりました。しかし、まだやるべきことは多く、改善のペースと規模を加速させることが重要です。

Jim Cannonはさらに付け加えます。「これらの漁業を修復する課題は大きいですが、産業界は正しい方向へ向けて重要なステップを踏み始めています。 この新しい報告書は、私たちの道具箱の中の重要な新しいツールです。

連絡先 

iffo:vjamin@iffo.net
gaa:steven.hedlund@aquaculturealliance.org
sfp:dave.martin@sustainablefish.org

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 報告書の主な内容