持続可能な漁業パートナーシップ(SFP)とワシントン大学ヒルボーン研究室は本日、漁業改善プロジェクト・データベース(FIP-DB)の最新版を発表した。第6版となる本データベースは、この種のデータベースとしては最も包括的なものであり、320以上のFIPに関する過去の時系列データは、最初のFIPが設立された2003年まで遡ることができる。

このデータベースは主に漁業管理研究者の利用を想定しているが、産業界や非営利団体の利害関係者にとっても、内的・外的要因がFIPの実績や成功にどのような影響を与えるかを理解するための重要なツールである。

「このデータベースを利用した研究は、最終的に、より良い管理決定、より良いFIPの設計と実施、そして水域の改善につながるかもしれません」とSFPのシニアサイエンティスト、ペドロ・ヴェイガは言う。「査読付き論文を含むいくつかの研究成果は、FIP-DBから得られたデータからすでに生まれている。"

このデータベースは、SFPのFIP評価プログラムによる改善プロジェクトトラッカーやFIPの進捗に関する最新情報を提供する包括的なプラットフォームであるFisheryProgress.orgなど、FIPに特化した既存のオンラインリソースを補完し、活用しています。現在、このデータベースには、これまでに開始された320以上のFIPの漁業およびFIP固有のデータ属性と実績指標が網羅されています。旧バージョンと同様、ユーザーはデータベース全体の簡易版をダウンロードすることができます。データベースのウェブサイトから、ユーザーは複数のエクセル表にアクセスしてダウンロードすることができます。含まれる各変数に関する詳細情報は、データベースのメタデータで確認できる。

さらに、FIP関連指標に関する重要な洞察を盛り込んだ既存のTableauダッシュボードの更新版は、水産物業界のメンバーや非営利団体を含む、より多くの人々が参照できるようになっている。FIPリサーチプログラムはまた、FIPに関連する科学的研究をキュレーションし、スポットライトを当てることを目的とした、オープンアクセスのリソースライブラリーも運営しています。このライブラリーの包括的な目的は、FIPに関連する様々な情報源を単一のアクセス可能なリポジトリに集中させることです。このライブラリに文書やその他のリソースを提供したい方は、SFPまでご連絡ください。