持続可能な漁業パートナーシップは、英国の貝類サプライヤーであるThe Big Prawn Companyの持続可能な調達およびCSRマネージャーであるウィリアム・デイヴィスが、2022年のSFPのアジア養殖エビのサプライチェーン・ラウンドテーブル(SR)の業界委員長になることを本日発表しました。

「デイヴィス氏は、SRが目指すグローバルなインパクトを実現するために重要なリーダーシップと、SRがセクター全体の問題に取り組むためのビジョンを持っています」と、SFPの養殖市場担当コントラクター、エレナ・ピアナは述べています。

Davies は SFP と密接に協力し、生息地の保護を養殖改善プロジェクト(AIP)に組み入れ、小売業者の調達戦略に AIP の採用を加速させる予定です。アジア養殖エビSRは今年、会員制の連合体として再スタートし、政府の支援政策に基づき、責任あるエビ養殖を大規模に実施することに焦点を当てた正式な作業計画を立てています。

SRのメンバー企業は、今後も隔月で会合を開き、エビ養殖の未来を形作り、東南アジアのAIPを支援していきます。新たなワークプランと体制により、同連合は、農場ごとのアプローチから景観に基づく管理へと移行することで、責任ある小売業者がエビの持続可能性の推進に関与することになります。

「エビ部門は、複雑かつ部門横断的な課題に直面しています。アジア養殖エビ SR は、これらの課題に取り組むための素晴らしいワークプランを策定しており、私はこのグループの議長を務める機会を得たことに興奮しています。「来年は、エビ養殖セクターの強化、環境ベストプラクティスの拡大、技術革新の促進を図るため、単一の養殖場を超えた現場での持続可能な取り組みをいかに協力・支援できるかに焦点を当て、活動していきたいと考えています。

現在、アジアの養殖エビのうち、認証やAIPへの参加によって検証された責任ある方法で生産されているのは、わずか7%程度にすぎません。SFPの戦略は、東南アジアの主要生産国5カ国においてAIPの触媒となることで、政策と管理の改善を大規模に推進することです。中国、インド、インドネシア、タイ、ベトナムの5カ国を対象としています。

背景  

SFPは10年以上にわたって、養殖生産における環境問題に取り組むマルチステークホルダー型の取り組みである養殖改善プロジェクト(AIP)を開発・推進しています。AIPは養殖場レベルよりも大きなスケールで活動し、持続可能な実践と政府の管理改善を求める政策に焦点を当て、必要な変化を促します。

SFPの「持続的に管理された水産養殖のための枠組み」は、FAOの「水産養殖のための生態系アプローチ」に基づいており、養殖場レベルを超えた水産養殖管理の包括的な改善のためのロードマップとなっています。